ご報告とお知らせ

６月の初めごろ、辺りには栗の花の香りが漂うようになりました。

栗の花の独特な香りと共に、ホトトギスの鳴く声も、、、。

季節は夏に向かっていますね。

そんな季節の変わり目に、ご報告したいことがあります。

クロッセの一番のファンであり、クロッセのみならずそそっかしく失敗の多い私を全力でフォローしてくれていた敏夫さんですが、今年に入ってからの闘病生活の末、６月３日、帰らぬ人となりました。

享年73歳でした。

ここ２ヶ月ほどは、お店の方も臨時休業を繰り返し、ご心配やご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫びいたします。

５年ほど前には、木工小物のワークショップを開いたり、その後も小さな木工製品をお客さまのご要望を聞きながら手作りしていました。

それらの作品は、たくさんのお客さまのお手元にあるかと思います。

何より、クロッセの店内には、今でも手作りの棚や椅子など、彼の作ったもので溢れています。

クロッセをオープンしてから今までたくさんのお客様と出会い、いろいろなお話をすることが、晩年の彼の楽しみでもありました。

これまで関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

敏夫さんに変わってお礼を申し上げます。

お店の方も、できるだけ早く再開したいと考えています。

そうすることが敏夫さんが一番喜んでくれることだと信じて。

再開するその日まで、もうしばらくお待ちくださいね。

P.S.

通夜の夜遅く、駐車場前の空川（からかわ）には蛍が舞っていました。

敏夫さんが、まだ蛍を間近に見たことがない孫たちに、見せてくれたのでしょうか。