ホームページ
最新の記事
タグ
お店にあるもの(616)
日常の風景(603) お知らせ(239) 店内のようす(212) 草・木・花(174) うつわ(147) 裏山散策(137) ワークショップ(112) オリジナル(106) お出かけ(49) 以前の記事
2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 more... お気に入りブログ
画像一覧
|
母の飼い猫ウグちゃんは、遠いお空のお星さまになりました。 きっと今頃は、、、。 きっとと言うのは、「その姿」を、この目で見届けたわけではないからなのです。 ウグが、母のもとに帰らなくなって4日が経ちました。 5月の半ばごろ足の調子が悪くなってから、彼の生活は徐々に大人しいものになり、ここひと月近く、彼の行動は母から遠のいていました。 食欲にもムラがあり、あまり食べない日があったかと思うと、また少し食べるようになると言う日が続いてかなり体重も減っていました。 そして特に変わったのは、潤んだ目から目やにが出るようになったことです。 それは日に日にひどくなり、目やにを拭うたびに、母ともう長くはないんだろうねと話していました。 足が悪くなっても、夜はいつも母のベッドに一緒に寝るのがほとんどでしたが、この夏の暑さのせいもあったのでしょう、母屋と離れの間の物置にしている場所に寝転ぶ場所を見つけ、その土間で寝ていることが多くなりました。 やっとの思いで外で用事を済ませてはその場所に戻り、お腹が空いたら帰ってくる。 時々は夜も母のそばで寝る、、。 といった彼の生活が続いていたのです。 いなくなる3日ほど前から、夜はまったく帰らなくなりました。 帰ってくるのは朝方。 そして最後の日の夕方、いつもは少し食べて出るのですが、、、。 餌は見向きもせず、お水だけ飲んで出ようとしたのです。 あの時、引き止めておけば良かったと母は言いますが、外で自由に過ごすことが常だった彼を、引き止めることは到底無理だったと思うのです。 これまでにウグを含め8匹の猫を飼ってきた父と母。 ウグは初めての雄猫でした。 祖父母の家に越してきたとき、天井裏にいたたくさんのネズミ。 そのネズミを記録的な数、獲ってきたのも当時若かったウグなのです。 思うがままの自由な暮らし。 猫は身体の偏重を感じた時、エネルギーを消耗しないために、誰にも気づかれない場所に一人静かに横になるそうです。 そしてそれが死に至る場合も、、。 「猫は死に際にいなくなる」 飼い猫でありながら、外猫の習性、習慣で暮らしていたウグ。 だから、猫としての本能がありのままに現れた死に方だったのかもしれません。 彼の行きそうな場所を散々探し歩いた今、死を見届けられなかったこと、目の前に存在しない彼が亡くなったと自分に納得させることは、本当に辛いことです。 いつものように、ふとどこからか帰ってくるのではと、、。 そして、無性に会いたい気持ちが湧き上がります。 胸にポッカリ穴が空いたような今、納得させるには少し時間がかかるかもしれませんね。 でも日毎に気持ちも整理できるのではと思っています。 今年の春、コロナは日本中に蔓延してゆきました。 思えば、まだ元気だったウグと一緒にお花見が最後となりました。 18年5ヶ月の命だったウグ。 私たち夫婦が濃密に過ごしたのは約8年間ほど。 たくさんの楽しかった思い出と共に、ウグとの暮らしに終止符を打つときが来ました。 しばらくは思い出話に花が咲くことでしょう。 取り留めのない文になってしまいました。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 * * * * * 裏の畑の百日紅。 我が家の遅咲きの百日紅。 朝夕めっきり涼しくなってきましたね。 でも日中はまだまだ。 くれぐれもお気をつけてお過ごしください。 今週もお越しいただきありがとうございました。 次回は18日(金)に、お待ちしています。
by crosse-kurashi
| 2020-09-14 19:54
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||