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台風の影響からか朝から外は荒れ模様。
こんな日はバックルームで片付けを…。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ おとといの午後、接客中に電話が鳴った。 『あのう、きのうワークショップに伺った○○ですが…。 棚に飾ってあった古いガラスのコップが、家に帰ってからどうしても気になって…』 店の棚のグラスを、次に行くまで取り置きして欲しいと言う電話だった。 『他にいくつありますか?』の問いに、『全部で5客あります』と応えてしまった。 壁に飾っていたのは2客だった。 一瞬、えっ、全部手放す気?とも思った。 が、すかさず『じゃあ、全部おとり置きしてもらえますか?』の声に、 『はい、わかりました』…。 すぐに棚のグラスを下ろして、バックルームに取りおいた。 木箱にまとめ置いた5つのグラス。 みればみるほど心地よく、そして、美しいなと思う。 これまで買ったりいただいたりと、好きで集めた古いモノたち。 店の棚に並べたらもう手放したも同然。 ましてや、値札もつけてたし…。 わかってはいるけど、『欲しい』と言われたら『おしい』と思うのが人の常…。 あの日、多分こう説明したのだ。 「この底を見ると、吹きガラスだと言うことがわかりますよ。 それに、この気泡…、よく見ると向こうが歪んで見えるでしょ? 一つずつ手づくりだからこそ…。 おそらく昭和の初め、いや戦後のものでしょうか。 どちらにしても50年以上は経っていますよ」 眺めているうちに、嫁ぎ先が決まった娘を感慨深く愛おしみ、これで良かったのだと言い聞かせる父親のような気分になった。 人の手から手へ渡り、長い間、その場所そのシーンで役目を果たしてきた古いモノたち。 忘れられ、仕舞い込まれていたものもあるだろう。 そしてまた、新しい持ち主の元へ…。 ひとくくりに古いモノと言うけれど、その背景をもっと勉強しないとね。 机の上の箱に、素知らぬ顔で収まるグラスを見て改めてそう思った。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ CROSSEのFacebookも、どうぞよろしく。 地元ブログのランキングに参加中! 一日一回のワンクリックをよろしくお願いしま〜す^^。 ↓ ↓ ↓
by crosse-kurashi
| 2015-07-13 19:54
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Comments(2)
初めまして。いつも楽しみにblogを拝見させてもらっています。
素敵なグラスですね。とても気に入られて求められたのですね。手放す時の寂しさ、とてもよくわかります。 私もオーダーして作っていただいたものを気に入ってて、非売品としてお店に置いていましたが、お客様がとても気に入られてどうしてもとおっしゃりお譲りしたことがあります。 その時の思いを、CROSSEさまの気持ちと重ねていたところです。 また、良い出会いがあるといいですね。 いつか、そちらにお邪魔したいと思っています。
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crosse-kurashi at 2015-07-15 05:42
KONOHAさま、おはようございます。
ありがとうございます。 新米店主のつぶやきにおつき合いいただいて嬉しいです。 ご自宅ショップをされているのですね。 まだまだ広島の地も把握できず、場所がどこなのかさえつかめていませんが、素敵なお庭ショップに興味津々です。blogもお店もまたゆっくり伺えたらと思います。 これからもどうぞよろしくお願いします。
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